通称『おねきゅー』。前作『秋桜の空に』以来ほぼ2年ぶりとなるMarronの第2作目であり、ブランドによる公称ジャンルは「甘やかされ系ADV」である。そのジャンル名の通り前作のメインヒロイン・桜橋涼香で開拓し人気を得たダダ甘・姉萌え路線を継承・発展させ、いわばそれに特化してしまった作品である。登場人物は主人公の姉にあたる人物が中心となっている。シナリオライター竹井10日が得意とするギャグの連発によるハイペースなストーリー展開も健在である。反面、システム面ではNScripterを採用したことにより独自エンジンだった前作ほど極端に目立ったバグはないものの全体的に動作が重くなってしまった。前作ほどの大当たりとはならなかったが、本作より約1ヶ月前にきゃんでぃそふとからほぼ同じコンプセプト(攻略対象が全員姉といういわゆる姉ゲー)の『姉、ちゃんとしようよっ!』が発売されており、同作の影に隠れてしまったという面もある[1]。また、前作のように長期シリーズ化こそしなかったもののドラマCDも発売された。こちらも前作同様に18禁ゲーム原作作品としては声優陣が非常に豪華である。
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有坂未空(ありさか みく、声・草尾毅)
主人公(名前変更は可能)。一ツ坂大学柔剣道同好会所属。先天的な白髪・赤眼。突飛な言動・思考をしたり、独特なネーミングセンス、実は剣術・八坂天剣桁を奥義クラスまで使いこなす桁違いの実力者であるなど前作の主人公新沢靖臣と共通点が多い。部屋は七夏が作った「お姉ちゃんグッズ」であふれている。
春崎七夏(しゅんざき ななつ、声・久川綾)
未空の2つ年上の従姉弟だが、未空を一ツ坂大学に合格させるために2年間休学して未空の家庭教師をしていたため学年は未空と同じ。とにかく未空を甘やかすことで知られ、未空からは「ななねえ」と呼ばれている。「月刊姉弟愛」を愛読。今は未空と一つ屋根の下の日々だったが、時空の歪みに巻き込まれ小鴨・立夏・いりあの3人に分裂してしまった。
春崎小鴨(しゅんざき こがも、声・望月久代)
分裂姉その1。未空からは「かもねえ」と呼ばれている。子供風世話焼きなお姉ちゃん。
春崎立夏(しゅんざき りっか、声・浅野真澄)
分裂姉その2。未空からは「なつねえ」と呼ばれている。同級生風ツッコミなお姉ちゃん。
春崎いりあ(しゅんざき いりあ、声・大谷育江)
分裂姉その3。未空からは「りあねえ」と呼ばれている。年上風甘やかされなお姉ちゃん。
デビル・デモニラ・デワーリル(声・金田朋子)
通称「デビル」「デビすけ」など。身長約15cmで、一見悪魔に見えなくもない見た目と名前だがれっきとした妖精。時空の歪みの調査のために妖精界から未空の元へと現れた。年齢は、10万12歳で一応「姉」である。栗が大好物。
鎌倉夢子(かまくら ゆんこ、声・田村ゆかり)
未空の1つ年上の幼馴染だが、入試で豪雪に埋もれて迷子になり浪人したため学年は未空と同じ。キューブリックさんが好きで、その名前と趣味から未空からは「ドリ子」と呼ばれている。妙な三段活用をするしゃべり方をし、たまに未空につっこまれる。親は獣医師、祖母は奈々坂学園(前作の舞台)家庭科教師である。
奈乃菜レモン(なのな れもん、声・こおろぎさとみ)
一ツ坂大学柔剣道同好会会長で合気道の達人。普段は袴姿の金髪ハーフで、他人を呼ぶときは「屋さん」と語尾につける。普段はどちらかというとおとなしいのだが、暴走しだすと・・・。
権田原疾風(ごんだわら はやて、声・関俊彦)
一ツ坂大学柔剣道同好会所属。未空からは「ゴン太」と呼ばれており、未空以外では唯一メインで登場する男性キャラ(立ち絵があるのも彼のみ)だが、いまいち影が薄い。他人を呼ぶときは苗字の後ろに「選手」とつける。
鎌倉タケル(声・堀江由衣)
一応、フリルドレスを着ている正体不明の人物とされているが、ドラマCD版で堀江由衣が起用されていることからある程度人物像を推測できる。ドラマCD版では初登場時から正体が明かされていた。未空より1日だけ早く生まれているが、それでも七夏に言わせれば「姉」であるらしい。
シスタンリー・キューブリックさん
作中世界で大人気中のファンシーグッズのキャラクターの販促用着ぐるみ。ドラマCD版には登場しない。実は着ぐるみの中に入っているのは『秋桜の空に』に登場するある人物である(作中では名前は明かされていないが、口調でバレバレである)。その人物はある場所で背景にもさりげなく登場していたりもする。映画監督のスタンリー・キューブリックが名前の元ネタである。