生態
葉は三裂または五裂掌状で互生する。浅く三裂するものは江戸時代に日本に移入された品種で、深く五烈して裂片の先端が丸みを帯びるものは明治以降に渡来したものである。葉の裏には荒い毛が密生する。葉や茎を切ると乳汁が出る。
初夏に花軸が肥大化した花嚢の内面に無数の花をつける。このような花のつき方を隠頭花序(いんとうかじょ)という。雌雄異花であるが同一の花嚢に両方の花をつける。栽培品種には雄花がないものもある。
果実は秋に熟すと濃い紫色になる。食用とする部分は果肉ではなく花托(かたく)である。
[編集] 用途
日本国内では主に生食する。乾燥品もあるが、イラン、トルコなどでは、収穫した果実を天日乾燥させる方法が取られ、アメリカ・カリフォルニア州では木の上で乾燥させてから収穫する方法が取られている。生食品も乾燥品もそのまま食するだけでなく、パン、ケーキ、クレープ、ビスケットなどの菓子類のほか、スープやソースの材料としても用いられている。
[編集] 原料
加工原料として、ジャムが製造されている。また、乾燥させたイチジクから、ペースト、濃縮果汁、パウダーなども生産されている。可食部だけを冷凍したものも流通している。
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